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2011年04月07日

アフラモイチャシ跡

チャシはアイヌ語で、砦・館・柵・柵囲いをさす。道東中心に日高地方などに多く存在し、眺望のよい海・湖沼・川などに面する高台に築かれている。周りに一つまたは複数の壕を掘るのが大半で、木材の柵で囲って閉鎖的な空間としていた。 古くは神様が降りて来る場所として、聖域的な意味合いを持っていたとされ、次第にアイヌ民族同士あるいは和人との戦いの時の砦として使われた。また交渉や裁判 ・見張りなど場所としても使われたというが、その時代が歴史学・考古学上まだ不明な点も多いため定かではない。

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アフラモイチャシは『日本の名城100選』の根室半島チャシ跡群(国指定遺跡)の24ヶ所の1つ。三里浜を見渡し、霧多布方面まで遠望のきく絶好の場所にある。