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2011年04月07日

落石岬灯台 日本の灯台50選

1890(明治23)年に『落石埼灯台』として、船舶の安全航行のため設置された。建造物高15m、水面から灯光の高さ48m、光は8秒ごとに1閃光する。紅白の塗り分けは日中でも目印、とくに積雪期でも目立つように景色に施されている。 初代は四角形の木造建築(鉄製円筒形という記録もある)の石油ランプ灯だったが、現在はハロゲン電球を使用、実効光度42万カンデラ(40W蛍光灯の約1270倍)という明るさで約35kmキロ先まで光が届く。GPSなどの機器が未発達だった時代、沖合を航行する船舶はこの光を確認した後に、北米へと針路を取ったといわれる。また海霧の発生が多い海域のため霧笛信号を併設していたが、2010(平成22)年に廃止になった。
霧笛はGPSの時代になっても、その音と余韻で方向を見極めていた年配の漁師の方々にあてにされ、利用されていた。今でも廃止を残念がる人が多い。

その他の略歴
1890(明治 23)年北海道で10番目の灯台として設置。
1952(昭和27)年コンクリート建造に建て替え
1960(昭和35)年燈台守がいた駐在勤務から交代制の滞在勤務に
1977(昭和52)年遠隔監視(無人化)
1959(昭和34)年霧笛信号併設
1966(昭和41)年現在の名称に変更
2010(平成 22)年霧笛信号廃止、撤去

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