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2011年04月07日

名称の由来

落石(おちいし)という地名は、アイヌ語の「オク・チシ 人の首の付け根のくぼみ」に由来し、落石岬が本土につながる低地、現在の漁港周辺をさしている。また1643(寛永20)年、オランダの探検家フリースが根室市東梅へ金銀島探索のためカストリクム号で現地を訪れる前、落石岬を望見してマンスホーフト岬(人頭岬)と名付けた(これは落石の名が世界に紹介された最初)。偶然かも知れないが、その両者の共通性に興味深いものを感じる。
ほかにもアイヌ語の解釈には、

永田地名解は「オク・チシ Ok-chishi 地首凹みたる処」、知里地名小辞典「オク・チシ ok-chis 人体について云えば『ぼんのくぼ』。地形について云えば『峠』。okうなじchis中くぼみときしてあるが、ここは正にそのとおりの地形であった。

アイヌ語で「オク・チン(山の尾根のくぼみ)」に由来する。

などがある。

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1953(昭和28)年の落石