2009年04月12日
ユルリ・モユルリ島
ユルリは、アイヌ語で鵜の鳥。(本名はウリリ)モユルリは、鵜のいる小さな島という意味。
ユルリ・モユルリ島の西側には、七つ岩と呼ばれる7個の岩がある(釧路沖地震で岩の1つは崩壊している)
ユルリ・モユルリ島は、断崖に囲まれた平坦な無人島である。明治初期には、帆船の風待ちの待機場所や避難場所として利用されていた。
崖地は国内有数の北方系海鳥の営巣地となっており、北海道の天然記念物に指定されている。一般人の立ち入りは規制されているが、エトピリカのような貴重種やラッコ、アザラシなどが繁殖しているため、周辺環境の保全が必要とされている。
【エトピリカがいなくなったわけ】
・昔は、昆布を採取する時期にユルリ・モユルリ島に住みこんで漁業を行っており、漁師達は網にからまったエトピリカを食べていた。
・冬になると流氷ができるため、流氷の上を浜から渡ってきたたきつねが食べていたという話もある。