おちいし界隈[落石の暮らし]
(2011年04月06日 13:51) by footpath


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休み番屋しおかぜ
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TEL0153-27-3939 1泊2食付5300円、素泊り3000円、部屋は全て2階。チェックイン●14:00から OPEN●2005(平成17)年


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地元根室を中心とした新鮮な海の幸の料理でおもてなす。以前、漁船に乗る乗組員が寝泊まり食事をしていた『番屋』を改装した宿。また敷地内には船舶の部品などを扱う『カネイシ船具店』もある。



コンブ漁に使うおもしろい形の道具→
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「海霧が出ると寒いけど、その自然が落石の豊かな海をつくり、漁を豊かなものにしていると聞くので憎めないわ。」と女将の石田フミ子さん。海霧の賜物はたくさんあって、例えば花のランの仲間のハクサンチドリ。地元ではカッコウが鳴く6月頃に咲き始めることからカッコウバナと呼ぶ人が多い。「ここでは野原で普通に咲く何でもない花なんだけど、観光客は驚き喜ぶわよ」聞けば本州では、1000mを超える山に咲く高山植物だという。落石のことを何も知らないで訪れた人には灯台山(落石岬のこと)に行くようにお勧めしている。必ず「何もないところだったけど、ポツんとある灯台や景色が最高」といわれるとそうだ。そのままの自然が残り、飾り過ぎない雰囲気がそう思わせるのかもしれない。ただ落石で40年、視界が1000m以下になると鳴ったその霧笛が2010年に廃止。暮しの中の風情がひとつなくなり寂しく感じるという。


カジカの宿
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TEL 0153-27-2668 1泊2食付5500円、素泊まり3700円から 個室(2名様から)1人1泊2食付6000円全4室15名チェックイン●15:30 OPEN●1993(平成5)年から落石にて落石港が見渡せる高台にあり、地元根室をはじめとする季節の魚介を使った料理。


九州・福岡県出身で、20年以上前の若い頃に訪れた北海道に憧れ、サロマ湖の宿でバイトしながら2年ほど暮らす。自分の宿を持ちたいと市内納沙布岬の近くで『カジカの宿』を開業。バイトしていた時、主人からつけられたアダ名が魚の「カジカ」で、その時の仲間が「カジカがやっている宿」と紹介してくれることもあり、そのまま名前に。 17年ほど前に落石漁港が見渡せるこの高台が気に入り移転した。地元の漁師さんたちも気のイイ人たちばかりで、落石をはじめ水産の町、根室の豊富な海の身の幸は、宿に泊まるお客さんを満足させてくれる。広がる風景や自然も魅力的で、有名なサカイツツジやエトピリカだけではなく、三里浜の夕陽、荒涼とした原野を走る花咲線、見どころがたくさんあるという。旅のスタイルも時代とともに変化しているが、カジカの宿の主人、荻島定巳さんは訪れるいろいろなお客さんに、のんびりと過ごし、そしていい旅をして欲しいと想っている。




朝日食堂
<画像:kurashi009.jpg>TEL0153-27-2525 営業●のれんが出ている時 OPEN●1965(昭和40)年頃から メニュー●ラーメン・炒め御飯など

シマエビ入りラーメン650円



根室では珍しい苗字の惣万(そうまん)照子さんが切り盛りするお店。ご主人は新潟の出身。ここ落石には北陸の出の方が多いことから越中衆(えっちゅうしゅう)と呼ばれていたそうだ。カウンター中心の小さな店だが、地元、落石のネコアシ昆布で出汁をとったラーメンがここの売りだ。根室は風の強いところで、市内のオホーツク側は北からの風が吹くとひどく、落石は南東の風が吹くと海は時化模様になる。これは長年の経験の賜物。




太陽食堂
<画像:kurashi010.jpg>TEL0153-27-2061 営業●のれんが出ている時 OPEN●1965(昭和40)年以前から メニュー●ラーメン・チャーハン(各600円)がおすすめ。カレーライス・豚丼・玉子丼(各600円)、おでん各種1本70円。

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