アカエゾマツ Picea glehnii[落石の自然]
(2011年04月05日 17:38) by footpath


高さ30?40m、太さ1?1.5mになるマツ科の常緑針葉樹。北部・東部北海道に多く、エゾマツやドドマツと混生することが多いが、落石岬のように純林をつくることもある。岩礫地・湿地・砂丘・火山灰地など、ほかの植物が育ちにくい環境に適応した樹木である。 悪条件の環境に分布するアカエゾマツだが、ここのものはさらに矮生(小)化したうえ、奇形までしている。胸高直径15?のもので樹齢が約100年もあると推定されている。


<画像:shizen002.jpg>

魚つき保安林海岸線や河川・湖沼の周辺で、魚類の棲息と繁殖を助けることを目的に指定されている。森林の陰が水面に投影され、直射日光をふせぎ魚にとって暗く静かな環境がつくられたり、魚の餌になるプランクトンが、森から供給される有機物等により増殖が図られる。また降雨時は土砂の流出を防ぎ、水質の汚濁を防止する役割もある。落石岬のアカエゾマツ純林も魚つき保安林に指定されている。


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