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2006年10月 アーカイブ

2006年10月07日

築拓(ちくたく)キャンプ場(富岡牧場内)

築拓(ちくたく)キャンプ場長期滞在型酪農体験や木工・金属加工体験を通じて、生き物や地域の素材とふれあうことを目的に開設しました。またここは、厚床と別当賀を結ぶ全長約40kmに及ぶ日本最大級のフットパスコースの西の起点となるキャンプ場でもあります。その他、同牧場内には、根室の開拓期の映像を見られる「農業・農村交流会館」、近くには開拓期のなごりが今に伝わる採石場もあります。

トイレ・駐車場・自販機・テント

>>築拓キャンプ場ホームページはこちら

厚床ルートマップ

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2006年10月08日

農業加工体験館「食多楽(くったら)」(小笠原牧場内)

農産物加工体験館 食多楽(くったら)遠く知床連山から風連湖、国後島の雄大な自然を見渡せる高台にある「食多楽(くったら)」は、食を通して多いに学び楽しむ施設です。種から育て栽培収穫、加工まで消費者と生産者が交流しながら、食への理解を深めてもらうことを目標とします。蕎麦づくり体験では、春の種まき、秋の収穫、冬に蕎麦打ちといった四季折々の楽しみ方を満喫できます。他にも。乳製品加工体験、パンづくり、お菓子づくり、燻製体験など一年を通じて旬の味覚を楽しむイベントを行います。

トイレ・駐車場

>>食多楽ホームページはこちら

厚床パス(10.5km)

牛の放牧を眺めながら、青々とした牧草地を歩いて回るアップダウンの少ないコースです。途中、標津線跡、殖民軌道跡など開拓期の歴史がしのばれる道や、根室の気候がつくり出した自然を楽しむことができます。また、パスの途中には酪農喫茶やキャンプ場があり休憩や宿泊をすることもできます。 [ルート] 築拓キャンプ場(富岡牧場) ― 酪農喫茶(伊藤牧場) ― JR厚床駅(平成16年開通)

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>>その他の写真はフォトギャラリーをご覧下さい。

2006年10月09日

酪農喫茶"Grassy Hill"(伊藤牧場内)

酪農喫茶GrassyHill搾りたて牛乳やオリジナルのソフトクリームのほか、牛をモチーフにした雑貨、本物の子牛用の哺乳びんなども販売しています。ポニーやヤギなどかわいい動物たちとも触れ合える場所として、厚床フットパスの休憩ポイントにご利用ください。酪農体験はここで受け付けています。

トイレ・駐車場・飲食


>>明郷 伊藤☆牧場のホームページはこちら

別当賀ルートマップ

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初田牛ルートマップ

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2006年10月10日

お台馬場(馬場牧場内)

お台馬場別当賀パスの道しるべになっているモニュメント(?)から望む湖沼群と海岸線は絶景です。海岸沿いに延々と続く誰もいない原野は、秘境の地と呼んでもいいでしょう。

双眼鏡

当社は、個人情報の重要性を認識し、以下の取り組みを実施いたしております。

  1. 根室フットパスは、お客様個人に関する情報(以下「個人情報」といいます。)を取り扱っている部門あるいは部署単位で管理責任者を置き、その管理責任者に適切な管理を行わせております。
  2. お客様から、お客様の個人情報を取得させていただく場合は、利用目的を特定するとともに、お客様に対する当社の窓口等をあらかじめ明示したうえで、必要な範囲の個人情報を取得させていただきます。
  3. 根室フットパスは、お客様より取得させていただいた個人情報を適切に管理し、個人情報への不正アクセス、個人情報の紛失、破壊、改ざん及び漏洩などの予防並びに是正に努めます。またお客様の同意を得た会社以外の第三者に提供開示等一切いたしません。
    但し法令に基づく開示などの正当な理由がある場合はこの限りではありません。
  4. 根室フットパスが、上記 3.におけるお客様の同意に基づき個人情報を提供する会社には、お客様の個人情報を漏洩や再提供等しないよう、契約により義務づけ、適切な管理を実施させております。
  5. お客様が、お客様の個人情報の開示、訂正、削除等を希望される場合には、お客様に対する根室フットパス各窓口までご連絡いただければ、合理的な範囲ですみやかに対応させていただきます。
  6. 根室フットパスは、根室フットパスが保有する個人情報に関して適用される法令、規範を遵守するとともに、上記各項における取り組みを適宜見直し、改善していきます。

2006年11月1日

酪農家集団AB-MOBIT事務局 明郷 伊藤☆牧場内

■個人情報に関するお問合せ先

Tel: 0153-26-2181 E-Mail: info@nemuro-footpath.com

初田牛パス(13.5km)

既存の農道を歩くコースです。途中、タンチョウヅルが観察できるスポットや、知床・国後が見渡せるエリアがあります。
舗装道路なのでサイクリングコースとしても最適です。
自転車を止めて河原に降りてみましょう。美しく蛇行する別当賀川のせせらぎや、川辺の植生が楽しめます。
ただし、水遊びをする際は十分注意をしてください。


<レンタサイクルについて>
別当賀夢原館の利用者に限り、自転車の貸し出しができます。
手続きには下記連絡先へ別当賀夢原館の使用申込書と
サイクリングの予定ルートの提出が必要です。
■期間/4月下旬―10月中旬
■時間/9:30―16:30
※休館日(火曜日)除く、管理人が駐在している期間
■連絡先
根室市教育委員会社会教育課…TEL0153-24-3180

[ルート] JR厚床駅 ― 村島牧場 ― 農産加工体験館・食多楽(小笠原牧場) ― JR初田牛駅
(既存農道使用)


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>>その他の写真はフォトギャラリーをご覧下さい。

別当賀パス(18.5km)

海辺の牧草地を歩くコースです。
遮るものがなく、日本とは思えない美しい風景が広がっていす。
足元に咲くかわいらしい高山植物の花や、波打ち際にいる放牧馬に心が癒されることでしょう。アップダウンのあるコースなので、無理をせずゆっくりと歩いて回りましょう。

[ルート] JR初田牛駅 ― チッチャラベツ ― 馬場牧場 ― JR別当賀駅
(平成18年部分共用)
※現在、地図が整備され解放しているルート:JR別当賀駅―馬場牧場(片道約5km)

●トイレの利用について
別当賀夢原館(べっとうがむげんかん)→MAP
休館日(火曜日)除く、管理人が駐在している期間トイレの利用が可能です。
・期間/4月下旬―10月中旬
・時間/9:30―16:30



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>>その他の写真はフォトギャラリーをご覧下さい。

2006年10月11日

希少動物の生息地(村島牧場内)

希少動物の生息地牧場から見下ろせる森には希少動物がたくさん生息しています。ただし見下ろすだけで中には入れません。

双眼鏡

酪農郷をつなぐ道

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イギリスには、フットパスと呼ばれる歩行者専用の道があります。

総延長22.5万キロ。私有地である牧場や森林などの田園地帯から海岸線や市街地の緑地帯まで、イギリス全土に網の目のように道が張り巡らされています。

そこでは人が歩く権利(通行権)を法的に認めているので、たとえ私有地であってもフットパスと承認されていれば、外国からの旅行者でも自由に通行できる道となります。

ウォーキングの好きなイギリス人にとって、フットパスとは、歩きながら自然を楽しむレクリエーションの場であり、自然回帰のために必要な歩く道の文化と言ってもいいでしょう。


mark.jpgAB-MOBITはこのフットパスにヒントを得て、根室版フットパスの導入を試みています。

ゆっくりと歩くことで見えてくる北海道の魅力は、他の地域から訪れる方だけでなく、私たち地元の者にとっても地域の魅力の再発見につながる新しい試みでした。

そこから感じるフットパスとは、目的地に到達するための道ではなく、地域の自然や歴史の糸をたぐりよせながら、人と人、人と自然、人と風景のつながりを取り戻すための「共生」の道への可能性です。

【A dream come true - the freedom to ramble through farmland !】
Nemuro,Hokkaido

Less - travelled paths streching to the horizon

A footpath is a path reserved exclusively for pedestrians and, as long as it is an aproved footpath,walkers have right of way, even if it goes through private farmland. The Nemuro Footpath is the one of the first footpaths in Hokkaido to model itself on this British style. The three footpaths run through five farms. While the walk itself is very enjoyable, the paths also lead walkers through some pristine countryside. Losing yourself in the forest on one of our ecotours is a perfect way to get a feel for the immensity of the Hokkaido countryside.

酪農家集団AB―MOBIT名称由来

AB―MOBIT・・・ AB は厚床(ATTOKOあっとこ)、 は別当賀(BETTOGAべっとが)の頭文字。MOBITは酪農家5人の頭文字。 は村島、 は小笠原、 は馬場、 は伊藤、 は富岡の各牧場の頭文字をとり、mobilebitから広い根室の中で活動する機動的な小片(各牧場)を表す。

【注意】三菱東京UFJ銀行系ローン(株式会社モビット)と、この活動との関係は一切ございません。

交通・宿泊

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[ 交通 ]

●JR根室本線/厚床駅、初田牛駅、別当賀駅よりアクセス可能
 [時刻表] JR北海道釧路支店: http://www.marimo.or.jp/JR_Kushiro/

●バス/根室交通
 [時刻表] 根室交通: http://nemurokotsu.ftw.jp/

●国道44号線/釧路より90km、根室より32km、中標津より45km

●飛行機/ANAJAL

[東京・大阪発着]ANA、JAL
東京(羽田) ⇔ 中標津・釧路、 大阪(関西) ⇔ 釧路

[札幌発着]ANA
札幌(千歳、丘珠) ⇔ 中標津・釧路

[ 宿泊施設 ]

●厚床
築拓キャンプ場 
 ・・・ TEL (0153) 26 - 2188
早坂旅館   ・・・ TEL (0153) 26 - 2016

●別当賀
別当賀 夢原館 ・・・ TEL (0153) 27 - 2757

●根室市街
根室市観光協会 ・・・ TEL(0153)24-3104
http://www2.marimo.or.jp/Nimuoro/

 [根室観光連盟] e北海道の旅: http://e-hokkaido.in/

AB-MOBIT(エービーモビット)とは?

厚床から別当賀に点在する5人の酪農家グループの名称です。

根室酪農地帯は、先人たちの苦難の開拓の末、今では世界に誇る大酪農地帯となりました。
しかし、我々は今一度、地域と風土を見つめ直し、地域の自然や人との対話を通して、酪農を取り巻く自然環境や新しい酪農社会のあり方を模索し、後世に伝えていかなければならないと考えています。

■お問合せ・連絡先
酪農家集団AB-MOBIT事務局
有限会社伊藤畜産内

〒086-0061
北海道根室市明郷101番地
TEL.(0153) 26 - 2288 FAX.(0153) 26 - 2141
お問い合わせはこちらから

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AB-MOBITホームページはこちら

活動理念

『農村と牧場の持つすばらしい景観と安らぎの空間を都市住民との共通の貴重な財産として楽しみ育み、また、消費者の牧場体験や牧場散策、牛とのふれあい等により農業に対する相互理解と共通認識を深め、さらにはこれらの交流や関係各機関との連携を通して、地域への人材参入と自身の営農継続意欲の高揚を図り、ひいては地域の活性化と発展に寄与する』

活動方策

  1. 牧場完結型の交流ではなく、各牧場をネットで結んだ地域型の交流とする。
    • 牧場を繋ぐアクセスルートの基本を歩く道とし、各牧場はそれぞれの特色を活かした体験メニューを設定し相互間の交流を図る。

  2. 本業の酪農に重点を置き、交流で得た情報を参考に生産基盤の維持、拡大を進める。


    • 専業酪農家としての立脚点を明確にし、「観光牧場」とは一線を画す。

    • 積極的に酪農の情報を提供する

  3. 訪問者自ら楽しめる方法を模索する。


    • 受動的な体験を押しつけたりするのではなく、主体的に取り組めるメニューを提供する。

  4. 施設整備は、既存の建物や自然を生かしながら段階的に行う。


    • 現状の自然環境、景観を活かしながら人が癒される空間を目指す。

    • 先人の歩んだ歴史を忘れず、後世に伝え残せるものとする。


開拓地と原生林の混在

航空写真明治2年に開拓使根室出張所が設置され、根室の大地に開拓の歴史の幕が開けた。

現在の様に、日本を代表する酪農地帯にいたるまでには、寒冷との格闘、経済の動向に左右されながらの紆余曲折を経てたどり着いたものである。

現在の土地利用の有り方には、そんな開拓者や子孫たちが歩んで来た歴史の足跡が随所に見て取れる。

根室の牧場は、グリッド状に植林された防露林と湿地帯に残された原生自然が入り組んだ形状になっている。

普通北海道の農地では原生林がほとんど伐採され防風林や防露林がグリッド状に植林された土地利用になっている。しかし根室には湿地帯が多く存在し開拓時には伐採されなかった場所がそのまま残っている。

また開拓当時は炭も造っていたため薪炭林が多くあり今日では、森となって多く残っている。

牧場の周辺では、タンチョウヅル、クマゲラ、オジロワシなど貴重な動物の生息地として豊かな自然環境が今も残っている。

開拓時代

開拓時代明治時代から始まった開拓は当初は馬産と穀物が中心であったが、度重なる冷害との戦いであった。今でも馬の姿は見られるが殆どが牛の飼養に変わり、乳製品が中心に生産されている。

自然植生

自然植生開拓時代は畑ではなく牧場の開拓だったため、湿地帯や複雑な地形の場所は開拓されずにそのまま残された。その事により今日においても、貴重な動植物と風景の牧場と森林が入り組んだ美しい景色を残している。

現在の牧場

現在の牧場広大な牧場では酪農業が営まれている。酪農家の戸数は高齢化のため減少傾向にあり、今後の後継者の問題が深刻になってきている。

湿地帯

湿地帯牧草地から少し離れると湿地帯が広がっている。開拓時に人が入り込めなかったその場所は貴重な動植物の生息場所になっている。

小川

小川森林の中には幾筋もの小川が流れている。牧場のすぐ近くにはまったく別の自然環境が恵まれている。

アイヌの言葉から見る地域の特色

●厚床(あっとこ)
『アッ・トコ・トー・ペッ』(At-toko-to-pet)・・・楡樹生出する処(ニレの木生え出づるところ)

●初田牛(はったうし)
『ハッ・タ・ウシ』(Hat-ta-ushi)・・・葡萄を採る処
『ハッタル・ウシ・イ』(hattar-us-i)・・・水が深くよどんでいるところ

●別当賀(べっとが)
『ベットガ』(petuka)・・・浅瀬


厚床、初田牛、別当賀は北海道の最も東に位置し北東部はオホーツク、南部は太平洋に面している。風連湖、厚床川、別当賀川が流れ、湿地帯も多く点在する。原生林湿地帯や、河川による水景と牧場の風景がひろがる場所である。

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